グッドマンジャパンは本⽇、800 億円(10 億⽶ドル)規模の開発パートナーシップの組成、および運⽤コアファンドの資⾦調達を含む、複数のイニシアチブを完了したことを発表しました。これにより国内の物流不動産市場におけるグッドマンジャパンの地位はさらに強化されます。
主要な内容:
- グッドマンジャパンは、グッドマンジャパン・ディベロップメント・パートナーシップ (「GJDP」)を組成し、グッドマンおよびアブダビ投資評議会(「ADIC」)からそれぞれ 50%ずつ、併せて 5 億⽶ドルのエクイティを調達しました。今後 GJDP に対する融資を調達することにより、同パートナーシップの当初の投資予算額は 800 億円超(10 億⽶ドル超)とな ります。
- GJDP は、東京湾岸の最優良物流⽴地である市川に所在する、約 30,000 平⽅メートルの開 発⽤地の売買契約を締結しました。今後 60,000 平⽅メートル規模の物流施設を建設する予 定です。
- グッドマンジャパン・コアファンド(「GJCF」)は、3 社のグローバル機関投資家による エクイティ調達の第 1 ステージを完了しました。これにより、GJCF に対する社外投資家の エクイティ出資額は 1 億⽶ドルを上回ります。
- 既存テナント様2社の増床による新規賃貸借契約締結により、GJCF のポートフォリオの⼊ 居率は 99%に上昇しました。グッドマンジャパンが運⽤する物流施設に対するお客様の需要 は依然⾼く、本件契約締結により GJCF の利回りがさらに向上しました。
グッドマンジャパン・ディベロップメント・パートナーシップ
GJDPは、⽇本の主要マーケットである東京および⼤阪近郊における物流施設開発案件への投資 を当初の⽬標とします。国内の近代的物流施設に対する堅調な需要を背景に、グッドマンジャパ ンの実績あるソーシング⼒と、ローカルおよびグローバルカスタマーとの強⼒なネットワークを⽣かして、⾼いパフォーマンスを達成します。
GJDPの組成時の投資ポートフォリオは、今回市川で新たに取得した開発⽤地と、既に発表され ている⼤阪湾岸および東京湾岸の開発プロジェクトを併せ、3件の⾼品質な物流施設開発により 構成されています。初期ポートフォリオの総賃貸⾯積は約25万平⽅メートル、竣⼯時の想定価値 は555億円超(7億⽶ドル超)になると⾒込まれます。
グッドマングループの最⾼経営責任者であるグレッグ・グッドマン⽒は以下のようにコメントし ています。「本⽇発表した⼀連のイニシアチブは、当社が推進する主要なグローバル投資家との パートナーシップアプローチが奏功して実現しました。また、第三者の資⾦を当社の開発パイプ ラインに取り込み、開発事業の拡⼤を図る当社の戦略にも合致しています。⽇本においては、堅 実かつ計画的にビジネスの成⻑戦略を実⾏していますが、GJDPの組成により、ビジネスの成⻑ ペースは⼤幅に加速されるものと期待しています。GJDPの初期ポートフォリオに組み⼊れられ る3件の開発プロジェクトは、グッドマンジャパンのチームが、国内のお取引先様との良好な関 係や多彩なネットワークを駆使し、直近10カ⽉間に相対取引で取得したものです。これらの開発 ⽤地はすべて、主要港に隣接し、需要が供給を上回るエリアに位置しています。」
合計 555 億円(7億⽶ドル)相当の開発案件を確保
グッドマンジャパンは、昨年後半に取得したグッドマン堺、本年3⽉に取得したグッドマン川崎 に続き、この度グッドマン市川の開発⽤地を取得いたしました。
グッドマン市川の概要:
- 市川は国内有数の優良物流拠点です。
- グッドマン市川は⽻⽥空港、東京港、および千葉港へのアクセスに優れ、⾸都圏中⼼部に近 い戦略的ロケーションに⽴地しています。
- ⼆俣新町駅から徒歩圏内に位置する⼟地に、6万平⽅メートルの近代的なマルチテナント型 物流施設を建設予定で、各階ランプを含む⾼機能デザインを検討中です。
- 竣⼯時の想定価値は 170 億円超(2 億 1,500 万⽶ドル超)の⾒込みです。
グッドマンジャパンの社⻑兼 CEO であるポール マクギャリー⽒は以下のように述べています。
「⽇本において、当社はフォーカス戦略を展開しています。物流業界の再編が進む中、需要が拡⼤する⼀⽅で継続的に供給が限定的なエリアに的を絞り、開発事業を推進しています。前述の 3件の開発プロジェクトは、国内の製造業、⼩売業、および物流業界を含むサプライチェーンの構造改⾰により、コスト削減のニーズが⾼まるお客様に対し、カスタムメイドのソリューションを提供できる質の⾼いプロジェクトです。これらの新規開発物流施設は、お客様のオペレーション効率改善と利益率の向上に貢献できると確信しています。」
グッドマンジャパン・コアファンド
概要:
- GJCF のポートフォリオは東京、⼤阪、および福岡近郊に位置する、9 棟の⾼品質な近代的 物流施設および 1 件の開発⽤地により構成されています。
- 運⽤物件の平均築年数は5年、加重平均賃貸契約残存期間は 4.3 年です。
- ポートフォリオのテナント顧客は、国内外の⼤⼿ 3PL 業者などの有⼒企業により構成されて います。
- ポートフォリオの鑑定評価額は 490 億円超(6 億 2,000 万⽶ドル超)です。2012 年 2 ⽉に魅力的な条件で期間 5 年のリファイナンスローンを調達し、負債⽐率は 50%に抑えています。
- GJCF の戦略は、賃料収⼊の上昇と資産価値の増加による安定した収益リターンが期待できる、⽇本の物流不動産への投資です。
- GJCF は投資家に対する リターンの増強を図るため、リスクの少ない開発案件への抑制され た投資機会(GAV の 10%以下)を提供します。
- GJCF は、グッドマンジャパンおよび新たに組成された GJDP が保有する既存物件および竣 済みの開発物件を取得することも可能です。
- 本年後半に予定されている GJCF の第 2 回資⾦調達に対し、現在複数の国際的な機関投資家 がデューデリジェンスを⾏っています。
グッドマンジャパンの社⻑兼 CEO であるポール・マクギャリー⽒は、以下のようにコメントし ています。「⽇本の物流業界を取り巻く構造改⾰の流れが、近代的な物流施設の需要を⽣み出し ていますが、主要な物流エリアにおけるスペースの供給は依然限定的です。GJCF はこのような 市場環境に機会を⾒い出し、機関投資家の皆様に安定した収益に基づく投資リターンを提供しま す。グッドマンジャパンの⾼品質なポートフォリオと優れた実績に加え、投資家とファンドマネ ジャーの利益⽬線を等しく保ち、常にファンドガバナンスを徹底するパートナーシップアプローチが⾼く評価され、グローバル投資家の皆様からパートナー企業として選らばれました。この度、GJCF に新たな投資家からの資⾦を調達できたことを⼤変嬉しく思っています。」
⽂末
本件に関するお問い合わせ先: Mathew Werner
Group Corporate Communications Manager
Tel +61 2 9230 7159
⼾梶真理(とかじまり)
グッドマンジャパン株式会社 セントラルエグゼクティブ
連絡先 03 6910 3341
グッドマングループについて(ASX: GMG)
本件の詳細については www.goodman.com をご参照ください。